チロルの森 -信州塩尻農業公園-

癒しの場であり、職員が自慢できる施設

チロルの森は、平成11年4月に「地域活性化拠点」と「地域雇用事業」をテーマに塩尻市とJA塩尻と株式会社ファームが立ち上げました。 自然とのふれあいや体験を通じて、子供たちの遊びの場所であり、癒しの場となっています。

テーマパークの面を持ちながら、農業公園として“生産できる施設”であることも特徴であり、加工商品として主力の自家製ソーセージをはじめ、ビール、アイスクリーム、ミルクプリン、ワインゼリーなどがあり、今年7月にはベーコンも発売をはじめました。この加工品生産は、園の収入のひとつですが、それだけでなく園の冬期閉鎖期間の働き場所でもあり、雇用も確保できています。
また、サービスとしては、癒しを感じてもらえる場所となるよう、時間を決めて作業を行うなど園内整備等の環境サービスにも力を入れています。

大切な地域財産を引き継ぐという気持ちで、職員自身が自慢できる施設にすることを心がけています。

魅力は、幅広い世代で楽しめること

来園者には、動物とのふれあいや体験、遊具が喜ばれています。こちら側からの魅力作りのひとつとして、「チロルの森での食事」があります。

家族のふれあいができる場所という点も大きな魅力ではないでしょうか。親との会話が少ない今、親子または、おじいちゃん、おばあちゃんが孫と一緒に来て楽しめる場所は貴重であり、幅広い世代の家族が楽しめる・・・これが、この園の特徴になっているのではないかと感じます。

若い方にも、小さい頃来た場所に彼女、彼と一緒に来て、食事をしながら、ゆっくり園内を楽しんでほしいですし、特にカップルのための園内「誓いの丘」は、結婚式を3~4組くらい行ったことがある、縁結びのパワースポットなので、是非お越しください。今まで来園の少なかった年齢層の方にも楽しんでいただきたいと思います。

チロルの森で勤務するようになって4年目になりますが、以前は来園者数が下降気味のところが、ここ数年間は増加傾向で、去年は8万人を超えました。 毎年数千人というペースで順調に増加しています。3年後には10万人を目標にしています。

当施設は、愛知、大阪、兵庫、新潟、山梨、群馬が多く、長野県の隣接または都会からの団体利用も多く、昨日だけでも860人が来園されました。

観光資源として、まちの活性化にも一役

チロルの森周辺は県立公園であり、その特徴から諏訪、岡谷、塩尻地域はバードウォッチング日本一の観光場所になるのではないかと期待していますが、塩尻市は、観光と地域振興の結びつけ方が確立されていないと感じています。

チロリの森では、ここでしか味わえないもの・・・例えば、塩尻志学館高校で醸造したワインを飲めるという、大きな魅力を提供できます。全国で2校しかないワイン醸造の高校という特別な魅力に対しては、遠方からも味わいに訪れ、味わった人は、もう一度来たくなり、リピーターとなります。
県外からも塩尻の特産を味わいに訪れるということは、塩尻産の消費が拡大され、地域産業の生産が伸びるという活性化が生まれます。
これを狙っていかなければいけないのではないでしょうか。

利用してもらい、地域資源として活かしたい

地域の中の「チロルの森」として何を訴えたいか、コンセプトは明確です。今の時期は「涼しさ」・・・最近のチラシでは、表面に清涼感をイメージし、裏面のカレンダーは、「いつでも楽しめる」が子供達に伝わるようにしています。

夏はカブトムシ捕りが人気で、 昨日も50~60人の子供が参加しました。虫捕りカゴと網をもって夢中で探します。楽しんだ後、子供が帰りたがらないところをみた時は、嬉しくなります。 女性職員発案の「わくわくパーク」の名の通り、夏休みに入った子供達がドキドキわくわくすることをやっています。(チャイルド・キッチンなど)

小学生までの子供だけでなく、中学、高校の教育課程で必要な「体験学習」が出来る場所でもあり、教員である先生たちも体験学習に訪れ、自らが体験したことを子供達に伝えてくれているので子供達もここに来て何かしらの体験をしてもらっています。

例えば、ラベンダーの手入れ、動物の手入れなど、仕事はいくらでもあります。こうして地域で活用してもらい、地域と連携できたときに、地域の財産として活かされていくのではないでしょうか。 地域と一緒に盛り上げないと地域に定着できません。

将来的には地域にとって、「チロルの森」は地域の財産になってほしいと思います。 チロリスクラブという会を設け、会員として皆様に利用していただきながら、地域の財産として支えてもらいたいと願っています。