株式会社サイベックコーポレーション代表インタビュー

子供達に「もの創り」の楽しさと素晴しさを伝えたい

──幅広く事業を展開されていると思いますが事業内容の概略を教えて頂いても宜しいでしょうか?

当社は超精密金型・金型というものを自社で開発、設計、製作しておりましてその金型を使い、主に自動車の精密な部品を手がけております。

──早速なのですが地域活性化と工業の関わり方や地域に対して取り組まれている活動などを教えて下さい。

まずその話の前に、当社としてはどうやって地域に貢献していくのかを企業の経営方針の中に入れておりまして、対応ブランドを掲げ、いかに地域貢献をしていくのかを目指して取組んでいます。
我々は、もの創り企業ですのでやっぱり若い子供達にもの創りの楽しさとか素晴しさを伝えていきたいし、残してく義務もあります。ですから、我々として地域に対して多少なりとも行っている取り組みとしては地元の小学生に対する工場見学の受け入れを積極的に行っております。
こういった活動を通じて少しでも将来のもの創り人材がこの塩尻市から生まれてくれば我々にとっては非常に嬉しいことだなと。また、そういう彼らと共に仕事が出来ることが幸せです。

あとは様々な地域のボランティア活動ですね。
例えば塩尻市には「クリーン大作戦」という地域の美化ボランティア活動というものが毎年開催されるんですが、そこへ当社もほぼ全員積極的に参加して地域の美化に少しでも協力できるようにと取組んでいます。

あとは塩尻市には「えんぱーく」という交流センターがありますが、我々も何か自分達の活動の中で出来ないかと考え昨年取り組んだのが、リサイクル活動を通じ、そういった塩尻市の福利厚生施設に何か為になるものを寄付したいという思いで、空き缶ですとか、ペットボトル、こういったものをリサイクルしお金に換え、交流センターに「車椅子」として寄贈させて頂きました。この活動は社員の家族にもご協力頂いております。

これを生涯の宝物にするよ

──本当に色々な活動をされているんですね。工場見学で小学生と触れ合う際に実際にもの創りの現場を見た子供達から、生の意見はお聞きになっていますか?

代表

ええ、当社はもの創りを前面に出している企業なので、子供達には何かしら我々と同じ作業を同じ目線で触って感じてもらいたいんです。ですから当社の工場見学はただ見るのではなくて子供達が実際に触れて実際のもの創りを体験してもらうという工場見学です。
子供達の声として聞くのは、”すごい”、”面白い”、”嬉しい”とか。実際に自分で作ったものを最後に子供達にプレゼントしますので子供達からは「これを生涯の宝物にするよ」という声まで頂いております。
そういう瞬間が私にとっても非常に嬉しく、社員にとってもやっぱりそういう瞬間っていうのはものすごく幸せな瞬間であって、もの創りをやっていて良かったと思いますね。後は工場見学に来た子供達からお手紙を頂くこともあり、そういうお手紙を読みまた我々も頑張らないといけないなと日々痛感しているところです。

──形に残る思い出をお持ち帰り頂けるということで凄く素晴しい取り組みだと思います。

はい。メダルを作っているんです。プレスしたメダル。表には当社のロゴ、裏には小学校のロゴや塩尻市のぶどうのロゴだとか。そういったものを子供達が自分の手でプレス加工し、それをプレゼントしています。

──素晴しいです。

地域に愛される企業になりたい

──様々な活動を行われているサイベック様ですが、中にはその活動を通じて見えてきた問題だとか課題を感じるところがあると思いますがそういったところはどうでしょか?

そうですね。我々もこういった活動をやり始めたのは昔からではなくてつい2~3年前からなんですね。活動を始めてから地域に愛されないと企業っていうのは継続するのは難しいんだなということを、私自身よく感じています。
我々は、こういう小さい会社でもの創りに携わっているのでやっぱり我々自身で成長していくことは非常に難しく、地元の方々に支えられて企業っていうのはどんどん成長し継続していくことができると思っています。我々の出来る範囲っていうのは限られているんですが、常日頃から地域に愛されるような活動を少しでもやっていかないと企業としての成長・継続はないかなと。
我々ができることは次は何なのかというものを皆で検討して実行しています。

塩尻市の為になるようなプロジェクトを立ち上げて、どんどん発信していくことが活性化に繋がる

──では次に今後、地域がどのようになっていくべきか?又は、将来的な発展のために必要な活動についてご意見や思いをお聞かせください。

非常に難しい質問ですよね。本当に今後地域をどうしていくのかというところだと思うんですけれども、我々も今後企業としてどうしたら地域の為になるのかというのを模索しております。やっぱり塩尻市と言えばぶどう・ワイン・漆器といったブランドがありますよね。塩尻市は他と比べて非常に良いブランドを持っていると思います。ですからそのブランドをもっとこの市から、県外の人に、あるいは世界の人に知ってもらうためにどうやって発信していくのか?また、そのブランドをどう生かしていくのかが今後の塩尻市の活性化に繋がる一番大きなキーポイントじゃないかなと思います。我々は工業系でもの創りをやっています。最近では農業と工業を連携させた農商工連携プロジェクトも盛んです。同じように、そういったブランドと我々のもの創りがどういった連携ができるのかについても皆で一緒になって考えて塩尻市の為になるようなプロジェクトを立ち上げて、どんどん発信していきたいですし、それが今後塩尻市にとっても我々にとっても活性化に繋がれば幸いです。具体的な案がある訳ではないんですけれども、やっぱり良いブランドがあるのでそれを活かすには皆が一緒になってどういうコトづくりをしていくのかっていうところが一番重要じゃないかなと思いますね。

塩尻市の顔となるのは市長

──市内の情報をより分かりやすくキャッチ出来るところを目指すところから地域社会を考える上で地域ポータルに期待されること。または、情報発信そのものに関して期待される事はありますか。

そうですね。私も地域ポータルを紹介してもらって拝見させて頂いたんですがまず見たときに塩尻市の顔となるのは市長だと思うんですよね。塩尻市長です!!企業もそうだと思うんですけど、やっぱり塩尻市のポータルサイトが出た時に市のトップである人が前面に塩尻市ってこういう所なんだよって押出してる。そういうものがあると私としてはこういう人の地域にこういう人達が成り立っているんだなっていうのを感じる事ができるので私がお願いするとしたらそのポータルサイトにまずは市長の声が欲しいですね……他ではあまり見られないので(笑)。今後塩尻市として何を目指していくのか?こういうものが掲げられていると、市外の人が見ても良いなと思うところもあるし、市民が見ても何を今後塩尻市が目指していくのかっていうのが一番明確につかめる部分ではないかなと思います。そういう情報を見ることによって市民が何をしなければいけないのか?そのポータルサイトを使ってどういう情報を得ないといけないのか?一番分かりやすくはっきりしていると思うので私の見解としては市長の声がポータルサイトに毎日ではないにしても何回かアップをされると非常に面白いなと思いますね。

一人一人が熱心に明日の塩尻市というものを考えてアクションすることが一番重要

──最後になりますが特集をごらんになる方へのメッセージをお願いします。

代表

明日の塩尻市のために新しい色々な活動をしたりプロジェクトを起こしたりして、塩尻市を支えているスタッフの方が多いというのは市民は非常に幸せです。 そういう人達が、背景で動いていることをこういうポータルサイトは伝え、またサイトを通じて知り、自分達も何かしらアクションをしていかないといけないのではと思います。その人たちだけで、できることっていうのは範囲が限られてしまいますし。ですから、一人一人が熱心に明日の塩尻市というものを考えてアクションし、少しでもそういった人達を増やすことが重要です。その為の一つのツールとしてポータルサイトを活用してもらえれば、また明るい塩尻市の将来が待っているんじゃないかなと思います。

──ありがとうございました。

有難うございました。