しおじり街元気カンパニー

(株)しおじり街元気カンパニーって、どんな組織?

(株)しおじり街元気カンパニー、通称「街カン」 は、えんぱーくに拠点を置き、塩尻市の活性化を目的として事業を展開している会社です。大きな特徴として、利益をまちづくり事業に再投資し、さらなる発展へと展開していく”まちづくり”に特化した株式会社です。今回は、役割が複雑に入り組んで見える商工会議所や㈶塩尻市振興公社とのかかわりなども含めて、どのような組織であるか取材してきました。

「街カン」は、塩尻の街を元気に明るく盛り上げていこうという目的で設立された株式会社です。株式会社にしたのは自由度を高くしたい、収益事業に取り組み易くし、得た収益を街に再投資したいという思いで選択した形態です。有志でお金を出し合い、自分たちがまちづくりにかかわるという意識を持ってもらうことができる組織です。
「街カン」には、もともと同じ思いで設立した前身の会社「まちづくり会社」がありました。諸事情で立ち行かなくなった頃、丸山さんも参加され、立て直そうと試みましたが、悪いイメージが先行してしまい、新たに立て直さなければいけないと、前の会社を解散して、新会社を設立したのが、(株)しおじり街元気カンパニーです。
「街カン」の代表にと声がかかったのは、若手で面白いことをやりそうなやつだという印象があったからではないかと、丸山さんは振り返ります。「代表でなくてもよかったが、みんなで力をあわせないと物事が作り上げられない。みんなが当然、力をあわせてやらなければ・・・という形になるために代表になった。」と話してくれました。

街を元気にするにあたっては、若者の思い切りが必要でないかという思いから、新会社「街カン」は大きく世代交代した印象を残しました。
世代交代した現時点での具体的な取り組みは、まだ計画段階のものが多く、これからが本番で、いろいろなアイデアを形にしながら、模索しているところです。

「まちづくり」という事業

現在、計画や進行している事業は、7事業(空き店舗再生事業、ビル管理運営事業、まちづくりイベント事業、歩いて楽しむまち創出事業、まちづくりコーディネート事業、木育・食育推進事業、しおじり体験村事業)があり、計画中のものが多い中で、空き店舗再生事業としては、えんぱーく1階に誘致された油そば、ドーナツ屋は、「街カン」仲介のもと出店されました。施設に合う店舗をと言うことで、利便性の良いもの、来館者が必要と思うテナントを誘致し、場所に合うテナントの出し方をマネジメントしてきました。テナント自身も利用者に向けたサービスを日々検討しており、施設利用者には、利便性のよい飲食店が用意でき、にぎわいを創出の一端が担えたのではないかと思います。

他にも、まちづくりイベント事業として、春のイベント「大門商店街でお花見をしよう」を開催しました。平成24年4月21日えんぱーく周辺を歩行者天国にしたイベント後、22日からの6日間、桜の花が大門に舞う映像で、大門商店街を彩りました。塩尻を元気にするためのイベントでしたが、思うような収益を得られるものではなく、継続した効果的なイベントを行うためには収益を得なければいけないという課題が残りました。他にもクオリティの高い映像、スタッフの確保など、多くの課題があります。 まず事業計画に沿って、基盤を確保できる事業を進めながら、今後も街が元気になるイベント開催を企画していく予定です。

塩尻商工会議所・塩尻市振興公社と共に

思いは、街を元気にすること・・・塩尻市のまちづくりに関する計画を勉強をした上で事業計画もスタートしており、株式会社でなければできない手法で、収益によるまちづくり事業展開をしていきます。「塩尻市、塩尻商工会議所、塩尻市振興公社と、手法は異なりますが、それぞれの手法で同じ目的に向かっていけると思っています。時には、一緒に動くこともできるのではないか」と、丸山代表は話します。例えば、塩尻商工会議所の青年部である青年会議所からは、プリン菓子の「ヒップリン」を企画しましたが、今後、販促については「街カン」が担うことも考えられます。

それぞれ組織は異なりますが、街を元気にしたいという思いはひとつです。塩尻の企業と連携する場合、企業が同じ方向を向いてもらうためには、塩尻商工会議所の協力は不可欠なものですし、塩尻市振興公社は、もともと同じ目的を持ち、一緒に事業を進めたい組織のひとつです。「街カン」の株式会社という形では不可能な部分を塩尻市振興公社が行う、その逆もあり、相互の立場での効果的な”まちづくり”を期待できるかもしれません。

これからの街カン

「街カン」は、新しい発想で思いっきり動くことを期待されています。最近、新しいスタッフを配置できたことで、発想を具体的な形に落とし込んでいくことができる体制になってきました。
「街カン」の大半のメンバーが、「街カン」内の役と、自社の役を兼務しているため、イベント等の参加は調整に苦労しているようです。丸山さん自身も目の前の仕事をとにかくこなすという状況で意識的にどうこうできている状況ではないとのこと。「定期的に会議はやっているが・・・なかなか盛り上がりを維持することは難しい。夜を徹して語り合う、若い人の参加などで、モチベーションをあげていきたい。」と語ります。「街カン」取締役会の下に位置する経営会議は、各委員会の長が参加する会議ですが、事業における外部からの意見を取り入れるため、社外からの参加をお願いすることもあります。「若い人が企画をもって参加してくれるのは大歓迎。今後、受け入れ体制を整えたい」とのことです。街を元気にするために「街カン」事業に、参加・提案したい方は、えんぱーくの事務所まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後にメッセージを

自分達の街を、自分達で良くしていく組織です。是非多くの方に参加していただきたい。
イベント、企画、出資など、いろいろな意味で関わっていただき、街をよくするために声(意見・提案など)を出していただければ、それを形にしていく力はあるので期待をしていただきたい。

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