野鳥の棲む森 ~片丘北熊井~

2013年5月11日

片丘ウォーキングコースにある野鳥の集まる林道

野鳥の棲む森 ~片丘北熊井~

春に楽しめるバードウォッチング

バードウォッチングのできる柵
塩尻IC沿い、国道20号線から東山山麓線に入り、松本方面に向かうと片丘北熊井に片丘ウォーキングコース(周回コース:1.1km)があります。
雄大な北アルプスの見える景色を眺めながら木々の木陰を散策でき、これからのシーズン柔らかい風を感じながら森林浴を楽しむことができます。
平成24年に「しののめの里マレットゴルフ場」が閉鎖となり、その市有地は脱原発のために計画されたバイオマス発電所建設が予定されています。
その計画場所を囲むようにある周回コースから小さな公園を通り過ぎ、林に向かって進むと林道に沿って猪土手(猪など獣類の侵入による作物荒らしを防ぐために設けられた堀切の土手や垣根)があり、その猪土手にバードウォッチングを楽しむための柵がいくつも設けられています。

今がチャンス! 恵まれた自然のオーケストラ

長野県内で記録されている野鳥の数はおよそ300種類、その約2割の野鳥が片丘地域で見ることができます。
北熊井地域でも一年を通じて、アカゲラ・メジロ・ムクドリ・カケスといった約30種類ほどの野鳥が生息しており、春から夏にかけてはヒバリやキビタキ、クロツグミなどの姿も見ることができます。
 
今年の春は寒暖の差が激しく、桜が咲くころに突然の雪となり、気象の変化に対応できないなか、野鳥のさえずりは春の訪れを実感させ、行楽を楽しむ春日和にはひとときの癒しを感じさせてくれます。
林道を進むとたくさんの野鳥のオーケストラが響き渡り、遠くの森の中からはキツツキのドラミングが聞こえてきます。
林道に沿って流れる権現沢川や砂防ダムの貯水池にも水浴びをする野鳥がみられ、まだ寒いのか木立から漏れる日当たりを求めては飛びまわる姿が見られます。
 
本年度よりバイオマス発電所の建設が着工されるために駐車場の利用ができなくなりますが、公園への出入りはまだできるようです。
ですが、今後は建築資材の搬入や工事用車両の出入りが予測され、駐車スペースを確保することが困難になるので、森林浴をしながらバードウォッチングを楽しむには今が見ごろとなります。
森の動物たちと人間の境界線が狭まるなか、まだまだ自然環境に恵まれている塩尻市にはたくさんの野鳥が生息しています。
日々の生活で時間に追われているばかりの方々も、たまには時間を忘れて森の野鳥のカンタービレに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
(取材・編集:南山)
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