しおじり給食物語~丘中学校編~

2013年1月30日

給食室の作業風景

しおじり給食物語~丘中学校編~

伝統や地域との交流を大切にして学ぶ取り組み

校長室に並んだトロフィー
創立62年目の丘中学校は生徒数600人の塩尻市内で一番大きな中学校です。
松林に囲まれている丘中学校は、スポーツにも盛んに取り組んでいて、剣道や柔道の強豪校としても知られています。校長室には、沢山のトロフィーが並んでいました。
開校当時からの伝統として薬草採取に取り組んでいます。地域の方々の協力で畑をお借りし、オオバコを栽培し収穫しています。その収益は、文化祭「松翏祭」に関わる費用や「薬草文庫」の図書購入に充てています。
生徒会では「挨拶・会釈、三分前着席、無言清掃」の3つの活動に取り組むことを伝統にしているそうです。取材をしていた私にも、生徒たちが全員元気よく挨拶をしてくれました。
そんな元気な生徒たちが通う丘中学校の給食室を任されているのは、栄養士になられて10年目の山田恭子先生です。

給食で日本と外国を旅しよう!

本日のメニュー
 
◆ミートオムレツ     ◆ごはん
◆海藻サラダ       ◆牛乳
◆カボチャのポタージュ
 
小学校の取材が多かった私は量の多さにびっくり!
さすが中学生です。どんぶり飯の感覚です。
余ったミートオムレツの争奪戦は男子生徒のほとんど参加のじゃんけん大会で決着!
残食はもちろんありません。
丘中学校に赴任して2年目の山田先生は以前他の市町村で栄養士をされていたそうです。それ故に、塩尻市の取り組んでいる自校給食の素晴らしさがわかると言います。
「調理員さんの技術の高さと、地産地消の意識の高さ、加工品は一切使用しないですべてを手作りしている事、塩尻の学校給食を食べている生徒たちは、本当に幸せなことなのです。」という言葉が印象に残りました。
先生自ら生産者の方に直接お会いしたり、視察に行かれることが多いそうです。
地元で育った食材の良さや、安心・安全な食材を使用していることを生徒たちにも感じて欲しいと考えています。
 
自校給食ならではの丘中メニューも種類が豊富です。学校カラーの緑をイメージして、抹茶をかけた丘中ドーナッツも生徒に人気です。
山田先生は生徒たちが食に興味を持ってもらえれば嬉しいと、季節に合わせた献立ももちろんの事、日本各地の郷土料理や、海外のメニューも取り入れ、献立表を見て生徒たちが「何が出てくるのか楽しみ!」と食に関心を持ってもらえるように日々努力されています。最近では、信州の味と題した松本一本ねぎを使用した丼や、鳥取県の”どんどろけ飯”、ブラジルの豆と豚肉を煮込んだ”フェイジョアーダ”などが登場したそうです。”どんどろけ飯”や”フェイジョアーダ”の日は、生徒がどんな給食が出てくるのかとっても楽しみにしていたそうです。
日本各地の郷土料理や、外国の料理を給食で味わえるなんて、うらやましいですね。
 
毎月8日は歯の日でかみかみ献立になり、19日は食育の日で各家庭でも簡単に調理できるようレシピ付きで献立を考えるそうです。
1月25日~31日は先生たちのリクエスト給食が登場します。生徒たちとは違ったリクエストが多いそうですから、昔懐かしいメニューの復刻があるかも知れませんね!
給食室と生徒たちの間では「いただきます!」「ごちそうさま!」新聞でつながっています。
生徒たちや先生方からの「おいしかったです」「いつもありがとうございます」の言葉に、毎食650食を作って下さっている山田先生と6人の調理員さんは励まされていると言います
 
塩尻市の給食の素晴らしさをもっと知ってもらい、全国に発信していけたら良いですね。
(取材・編集:成田)

 

この記事は平成24年度協働のまちづくり提案公募補助金により取材しています。
本日のメニュー給食室前風景生徒の盛り付けみんな揃って「いただきます!」じゃんけん大会!

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