塩尻の伝統野菜を食べてみよう~バックトゥザきうり 心をつなげ!~

2012年10月16日

塩尻の伝統野菜を食べてみよう~バックトゥザきうり 心をつなげ!~

塩尻の伝統野菜「羽淵(はぶち)キウリ」を食べてみよう

「羽淵キウリ」料理試食会

塩尻市の伝統野菜「羽淵キウリ」
10月11日(木)高出地区センターにて、塩尻市農村生活マイスター会議主催「羽淵キウリ」の料理試食会が行われました。
羽淵キウリとは、H22年に「信州の伝統野菜」に認定された、大正時代から楢川の羽淵地区で栽培されている塩尻唯一の伝統野菜です。
限られた集落での栽培であることと生産者の高齢化が進み、その栽培がむずかしくなってきている現状から、長野県元気づくり支援金を受け、楢川地域おこし農家組合の皆さんが生産量の増と品種の保存、塩尻市農村生活マイスター会議の皆さんでレシピの研究と認知度を高める活動を行っています。
羽淵キウリは標高750m以上で日照時間の制限された土地でないと、独特の丸みを帯びた形と歯ごたえのある実の厚さにならず、同じ種から栽培しても別の野菜になってしまうそうです。
今年は品種を守るために、楢川地域おこし農家組合の7軒が栽培をし、収穫量を増やすことに成功しました。
 

簡単・おいしい・オシャレなレシピで地域おこし

試食のため、塩尻市農村生活マイスター会議のメンバー19名が工夫を凝らした30品のメニューが会場に並べられ、100名を超える参加者が、初めて食べる羽淵キウリの食感や、煮る・焼く・蒸すなど水分が少ない特性による幅広い調理法での多彩な味を楽しみました。
 
後半は、クッキングコーディネーターの浜このみさんの「簡単・おいしい・オシャレなレシピで地域おこし」と題した講演会でした。
講演は、美味しいお料理のスライドを見せながら、塩尻市農村生活マイスター会議の皆さんが考案したレシピをひとつずつとりあげ、特徴やレシピとして優れている点などを挙げ、また浜さんご自身のレシピの紹介もありました。
更に、この羽淵キウリのレシピを使って、地域おこしにどう結び付けて行くのか、ネーミングの大切さや、他の伝統野菜の例なども紹介され、課題解決のヒントが散りばめられたお話で、心にお土産の残る講演でした。
最後に、今回のタイトル「心をつなぐ羽淵キウリ」に触れ「ひとつの伝統野菜について、これだけたくさんの人が集まり、皆さんが今日羽淵キウリの事を一緒に考えました。これが地域おこしの第一歩ですね。」と講演を結ばれました。
 
信州の伝統野菜に認定されている羽淵キウリですが、現在は、長野県の伝承栽培地認定の申請を進めており、伝統野菜を守り、さらに認知度を上げ、後世に伝える努力は続きます。
(取材・編集:品田)
 
浜このみさんの実りあるお話人気のキウリの厚焼き珍しいキウリの田楽

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